2011年12月18日(日) : 銀行住宅ローン融資の審査は、実行金利より高い金利で審査します。
銀行は実行する金利と、審査に使う金利が違うんです。
- (2024年11月22日(金) 午後3時17分15秒 更新)
銀行住宅ローン融資の審査は、実行金利より高い金利で審査します。
今日は、銀行住宅ローン融資の審査基準を少しお話します。
まずは、銀行の融資基準と考え方をお伝えします。(フラット35の場合)
年収400万円以上で返済比率35%、それ以下の場合は、30%以内となります。
つまり、年収350万円となりますので、350万円×30%=105万円(年間)
月々に計算すると、87,500円以内の住宅ローン支払いに収めなければ融資を受けれないと言えます。
上記の数字を元に逆算し、借入限度は2440万円(金利2.5%の場合)となります。
※カードローンや、その他のローンなどがあるとその返済額も計算に入れる事になるので注意も必要です。
また、フラット35の場合は、固定金利の為に実行金利での審査となります。
ということは、金利が上がれば、借り入れ限度が下がります。
今度は、一般的な銀行の住宅ローンの審査基準です。
一般的な銀行の住宅ローン審査は、フラット35の基準よりも厳しい場合が多いです。
都市銀行の場合には、年収400万円以上で返済比率35%それ以下の場合では、30%以内となります。
※ここの考え方は、フラット35と同じですが、返済比率の計算に使用する金利は10年固定や、4%の金利にて計算をしています。
10年固定の金利が、3.75%だった場合には、2040万円が借り入れ限度
4%計算の場合には、1970万円が借り入れ限度になります。
銀行は、基本的に変動金利の商品が主流となる為にフラット35と違う計算方法になっています。これは35年の返済期間の場合に金利変動のリスクを考えた為と言えます。
この計算方法の違いを理解せずに、実行金利を元に説明している不動産営業マンや、ハウスメーカーの担当者が多数いるのも事実です。
契約したけど、ローンが駄目なんてケースにならないように注意して下さい。
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