2024年11月1日(金)
- (2024年11月1日(金) 午後3時13分50秒 更新)
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銀行の住宅ローン金利には、実行、店頭、審査金利とあります。
住宅ローンについて少し話します。
銀行の住宅ローン金利には、実行、店頭、審査金利とあります。
なんのこっちゃ?と思うお客様もいるでしょう。
お客様が目にしている銀行のHPや、店頭のチラシにある金利が
店頭金利と言われるもの、
表向きの表示金利ですね。
これは、変動金利などでは、ネット銀行以外は、大体似た金利の数字。
そして、実際に借りるとなると、提示される金利が
実行金利
この実行金利を低金利にするために、給与振り込みや、ネットバンクや公共料金の引き落としの設定などが条件となる。そうすると、店頭金利から1~1.5%近く金利を優遇してくる。
余談ですが、この給与振り込みや公共料金引き落としの指定があることで、銀行はとりっぱぐれを防ぐ意味があるんですよね。
では、審査金利とは?
これは、実際にお金を貸すために審査を行います。
その審査に使われる金利は、今後金利が上がった場合に、このお客様は支払いが厳しくならないかなどのリスクを回避するために、金利が上がった場合を想定して審査をします。(変動金利の場合)
フラット35のように固定金利なら関係ない部分ですけど、変動金利は特性上、金利が上がるリスクはあるわけですからね。上がった場合を想定するのは当たり前と言えば当たり前。
審査金利は、金融機関の考えが少し異なる部分でもあるので、目安は固定金利10年ものと言われています。
まぁ、表向き金利が安いからと言っても、審査はもっと高い金利になった場合の審査をしていて、実行金利は、公共料金や給与振り込みをセットなどでドンドン下がる。
よく聞かれる事があるんですが、
不動産屋の提携ローンだと、審査が緩いのかって話。
これね、都市伝説!
営業マンのセールストークで有利とみせてるだけです。
よく考えて下さい。
提携ローンだからと言って、審査をゆるゆるにしていたら、どうですか?
危険ですよね。
審査はどこも同じです。
違うのは、実行金利が少し低いなどのサービスがあるケースはあります。
では、またね。
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