2024年12月8日(日) : 不動産はインフレやデフレに強いという伝説も終わりか

  • (2025年1月17日(金) 午後6時51分19秒 更新)

不動産はインフレやデフレに強いという伝説も終わりか

不動産はインフレやデフレに強いという伝説も終わりか?

昔から「不動産はインフレに強い」「不動産はデフレに強い」と言われてきました。

私自身も営業マンとして、そうした話を聞いたり使ったりしてきましたが、果たして今もそれは当てはまるのでしょうか?


1. なぜ不動産はインフレに強いと言われてきたのか?

インフレ時は現金や預金の価値が目減りする
不動産は「物」としての価値を持つため、物価上昇に連動しやすい
家賃の上昇などが期待でき、値下がりしにくい

これらの理由から、不動産はインフレに強いと考えられてきました。


2. デフレにも強いと言われていた理由

景気後退期でも、家賃の大幅な下落が起こりにくい
過去の景気後退期でも、一定のエリアでは家賃が維持された
特に東京の都心部では家賃が比較的安定していた

ただし、これらの要因は主に「都心部の一部地域」に限られたものであり、全国的に見れば異なる状況です。


3. 人口減少という新たな問題

現在、日本では少子化の影響による人口減少が深刻化しています。

不動産の購入者が減少
しかし、供給は増え続けている
結果として物件価格や家賃が不安定になりつつある
成約率の低下が顕著になっている

この状況は、インフレ・デフレの影響とは異なる、新たな不動産市場の課題 と言えます。


4. 不動産価格が物価上昇率と比例しなくなってきた

過去の不動産価格は物価上昇と連動していたが、現在はそうとは限らない
30代後半〜40代前半の人口ピークを迎え、購入者の減少が加速
今後は、若年層向けの住宅販売と建て替え世帯向けの市場が二極化する可能性
建て替え需要はハウスメーカーの市場に移る可能性が高い


5. 不動産市場の今後の動向

中間層の減少により、住宅価格も「高級物件」と「低価格物件」に二極化する可能性
金融機関の融資審査が厳しくなり、住宅ローンのハードルが上昇
都心部を除けば、不動産のインフレ・デフレ耐性が弱まりつつある


6. 「の」の字の法則とは?

関東の不動産市場では「の」の字の現象と呼ばれる動きがあります。

📌 東京 → 神奈川 → 埼玉 → 千葉
📌 不動産のトレンドが東京から始まり、最終的に千葉に影響を与える
📌 千葉に届く頃には、トレンドの勢いが衰えることが多い

このサイクルを理解することで、より戦略的に不動産を活用できる可能性があります。


7. まとめ

不動産は依然としてインフレやデフレに対して一定の耐性を持つが、過去の法則が通用しなくなりつつある
人口減少の影響で不動産の価値が変動し、需給バランスが崩れつつある
金融機関の融資条件の厳格化も不動産市場に影響を与えている
今後は、高級物件と低価格物件の二極化が進む可能性がある
「の」の字の法則を活用し、タイミングを見極めることが重要

これまでの「不動産はインフレ・デフレに強い」という常識は、人口減少や市場の変化により、もはや万能ではなくなってきている ということを理解し、柔軟に対応していくことが求められます。

今後も市場の動向をしっかりと分析し、適切なタイミングで行動していきましょう!

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