2025年1月6日(月) : 不動産は現金で買うと得をする
- (2025年1月17日(金) 午後6時13分16秒 更新)
不動産は現金で買うと得をする?
不動産は現金で買うと得をする?
不動産を現金で購入するとお得なのか?
結論から言うと、「現金でもローンでも同じです」
むしろ、「ローンで購入するお客さんの方が不動産業者にとっては儲かる」 というケースもあります。
1. 現金購入での値引きは期待できる?
「現金で買うから値引きしてほしい」と交渉するお客さんもいますが、不動産業者にとっては現金でもローンでも入ってくる金額は同じです。
なぜなら、
- お客様が住宅ローンを利用した場合でも、不動産業者には現金と同じように入金される。
- 一部の不動産業者は住宅ローンの事務手数料を取得するため、ローン客の方がむしろ利益が出ることも。
このため、現金購入だからといって必ずしも値引きできるわけではないのです。
2. 現金購入のメリットは?
現金で購入することで、不動産業者側にメリットがあるとすれば、物件の引渡しがスムーズに進むことです。
- ローン審査が不要なため、決済までの期間が短縮できる
- 早期に売買代金が手に入るため、業者の資金繰りが良くなる
つまり、不動産業者にとっては、資金回収が早くできる点はメリットとなりますが、直接的に「値引きの理由」にはなりにくいのです。
3. 「現金だから安くなる」物件には注意!
「現金購入なら値引き可能」と言われた場合、その物件には何らかの問題がある可能性もあります。
例えば、
✅ 融資が通りにくい物件(築古・違法建築など)✅ 早く売却したい事情がある(売主の資金繰りなど)✅ 相場より高く設定されており、値引きありきの価格設定
こうしたケースでは、なぜ「現金なら安くなるのか」を慎重に見極める必要があります。
4. 結論:現金購入が必ず得とは限らない
✅ 現金購入でもローン購入でも、不動産業者にとっての入金額は同じ
✅ ローン客は事務手数料などが発生するため、不動産業者にはむしろ利益が出ることも
✅ 現金購入の最大のメリットは、取引のスピードが早いこと
✅ 「現金なら値引きOK」の物件は、融資が通らないリスクがある可能性も
不動産購入を検討する際は、「現金だから得をする」という思い込みを持たず、物件の本質を見極めることが重要です。